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がんという病気(3)

2010年07月13日

再検査により、子宮頸部の上皮内新生物と診断され、最寄りの医療機関を紹介いただきました。
人間ドックを行った医療機関からは、レントゲンや検査結果などのすべてをお貸しいただき、紹介された病院での受診です。

再度検査を行ったものの、診断結果は変わりません。
私も同行し、主治医の先生から今後の治療方針を相談させていただく機会がありました。
我が家には子供が一人で、出来うることならもう一人は欲しい・・・そう思っていた矢先だけに、子宮の全摘出というのはできれば避けたい。

先生もそういった事については考えていただいているようで、
「年輩であれば、子宮を取ってしまった方が安心ではありますけど、まだお若いですからね。ただ、非常に初期の段階での発見なので、がんが出来ている周囲を上手に取ってしまえば大丈夫でしょう。
安心してくださいね。」
と心強いお言葉を頂くも、本人は未だ気分が晴れないようです。

そんな不安とは裏腹に時間はどんどん進んでいきます。
すぐに手術と入院の予約をし、病院を後にしました。
びっくりしたのは、入院までは数週間も期間があるのです。
がんという病気、少しでも早い治療をするに越したことはないと思うのですが、実際には医療機関のベットや執刀医のやりくりの中で、きっと進行の遅い子宮頚がんに関しては緊急性はないという判断なのでしょう。

しかし、この数週間の間、不安にさいなまれる妻は見ていて痛々しいものがあります。
常にいらいらし、「なぜ自分が?」という思い、そして母親をやはりがんで亡くしていることから来る「もしかして自分もがんで・・・」という不安。
また、当時3歳であった娘は、母親の不安定な精神状態を肌で感じ取ったのでしょう。いつもにもまして、家内に甘えたがったり、癇癪を起したり。

私自身、仕事から帰るのが毎日不安でしょうがなかったのを記憶しています。
家の中で病人が一人出ると、そのストレスは家じゅうに伝播するのです。

つづく


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