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保険とリスクチャンネル

大数の法則

2010年07月09日

前回、保険業界にいる人間にとっての用語としての基本中の基本、「保険料」と「保険金」についてをご案内しました。

今回は、保険というものの考え方の基本にある「大数の法則(たいすうのほうそく)」について、少し勉強してみたいと思います。


実は、大数の法則というのは数学の世界の「確率」にかかわる法則の一つらしいのですが、私は根っからの文系ですので難しいお話はパスさせていただいて・・・苦笑
わかりやすいたとえを一つ、ご案内します。

さいころの話です。
さいころは、6回振った時、毎回違う目が出るとは限りません。
もしかしたら、「1」が3回出るとか、下手すると「6」が6回出るなんて事も可能性としてはあるわけです。
しかし、これを何万回も振ってみると、普通はほぼ1/6の確率で「1」~「6」までの数字がまんべんなく出ると予想できます。
例えば、生命保険において30歳の方10人を1年間調査してもその人がその年になくなる確率というものを正確に導き出すことは難しいのですが、30歳の方、数百万人を調査すると大体一定の確率でなくなる方がいらっしゃる・・・。
こんな考え方をもとに生命保険が成り立ってます。

これは、自動車保険なども同様で数百万台の事故の発生確率や、保険会社が支払う保険金を集計して、一定の期間、どの程度の事故が起こり、どのくらいの保険金を支払うかを予想して、そこから保険料が作られて行きます。逆にいいますと、一般的には保険料が高い・・・という事はその危険度が高いものを保障している、と考えることが可能です。

もちろん、保険を契約するために必要な料金である保険料は、危険による確率だけではなく、これに保険会社でかかる経費(人件費や販売促進費、システム開発費など)が付け加えられ、逆にお客様からお預かりした保険料を運用することで出てくる運用益なども考慮されたのちのものですから、一概には言えませんが、保障の範囲や金額が大きいと、保険料は高くなり、逆もまたしかり...という事が一般的には言えるのではないかと思います。

生命保険なんかがわかりやすいと思うのですが、最近四角い保険を三角に・・・なんて雑誌記事を見かけることが増えました。四角から三角に変えると、底辺と高さが同じなら面積は三角の方が半分です。さすがに保険料も半分になるかといえば、それは難しいのですが、生命保険では保障の図の面積が小さいと、保険料も安くなる傾向があります。(死亡以外の保障がセットされている場合はその限りではありませんが)

こんな、基本的な保険の仕組みを知っていると、保険会社のパンフレットなどの裏を読みとることが出来るようになるかもしれませんよ!?


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